宿泊旅行のサポート記録② 尾道→宮島→広島城

前回のつづきです!

1日目を無事に終え、2日目の朝を迎えました。
前日の夜が少し遅めの時間に夕食をとったこともあり、朝はホテルでゆっくりスタート。ホテルの朝食ブッフェがとても美味しくて、しっかりエネルギーをチャージしてから、出発です。

桜とレトロな街並みに癒される尾道へ。

2日目は、まずは電車移動で尾道へ向かいました。
尾道に到着後は介護タクシーを貸切にして、移動。少し雨が降っていたので心配していたのですが、不思議なことに、車を降りて桜を見るタイミングでは雨が止んでくれたんです。おかげで、綺麗な桜をゆっくり見ることができました!

なお途中、尾道市庁舎でトイレ休憩をとったのですが、ユニバーサルシートがあって、とても綺麗で使いやすかったです。こういう設備が整っている場所は、本当にありがたいなと感じます。

そしてお昼ごはんは朝食をしっかり食べていたので、軽めに。スープとおにぎりにしたのですが、ここもご利用者さまのご希望のお店。

事前に聞いていた「ここに行きたい」「これが食べたい」を一つずつ叶えながら過ごせるのが、この旅の素敵なところです。

その後も、尾道のレトロな街並みをのんびり散策。急がず、無理せず、その場所の雰囲気を味わいながら過ごしました。お土産も購入できて、尾道らしい穏やかな時間を楽しんだあと、ホテルへ戻りました。

美味しいごはんと夜の工夫

ホテルに戻ってからは少し休憩。この日も夕飯はテイクアウトです。選んだのは、広島餃子!

ネギをたっぷりのせて食べる餃子で、とても美味しかったです。広島といえばお好み焼きや牡蠣のイメージが強かったのですが、餃子も美味しいんですね。ご利用者さまのおかげで、新しい発見ができました♪

そして夜、前夜に呼吸器の置いた場所があまりよくなかったようで、ホースに水滴がたまってしまっていました。そのため、この日はセッティング位置を変えて就寝。こういう細かな調整も、泊まりのサポートではとても大事だなと改めて感じました。

3日目の宮島。当日の予定変更と、大事なミッション。

心配していた呼吸器は問題なく朝を迎えたのですが、旅の疲れと、痰がうまく出しきれない様子が伺えました。ここで予定を優先し、無理をしてその後に体調を崩しては本末転倒です。痰が出せるよう排痰ケアと休息をとり、しっかり体調を整えてから、予定より遅くに出発しました。

なお、予定時間が変更になりましたが、一緒にサポートに入っている『kamiina』の坂本さんも私も同じ旅行介助士です。旅行介助士は、添乗員の資格(旅程管理主任者)も同時に取得しているため、添乗経験もあります。そのため、時間がズレても、その場で次の案を考え、旅に影響がないよう行程管理ができます。今回は私が利用者様の体調管理を担当し、坂本さんは行程管理を担っていただいたおかげで、遅くに出発しても問題なく旅をすることができました。

なお、この日は、電車とフェリーで移動して宮島へ向かう予定だったのですが、その影響でなんと、この日から出航デビューのフェリーに乗ることができました!

予定通りにいかないこともありますが、思いがけず嬉しいことがあるのも旅の面白さですね。

宮島では、ご利用者さまの「食べたいものリクエスト」がたくさん!
それぞれ手分けして購入し、食べたいものをしっかり楽しんでいただきました。旅先での“食べたい”って、とても大事ですよね。一緒に「次はこれ!」「あれも気になる!」なんて言いながら動いていて、本当に楽しかったです。

厳島神社へ。鳥居のすぐそばまで行けたこと

そして、厳島神社へ。

訪れたタイミングが潮が引いていて、さらに通りがかった観光客の方にも助けていただけたおかげで、車椅子で鳥居のすぐ側まで行くことができました。

宮島を楽しんだあとは、ホテルへ戻る前に美容室でシャンプー。そのあとホテルへ戻り、一休みしてから荷造りを。そして夕食はテイクアウトしていたスープカレー。旅の振り返りをしながら食べたこの時間も、とても良い時間でした。「あそこ良かったね」「あれ美味しかったね」と話しながら、3日目も体調悪化なく過ごせたことにホッとしました。

最終日

最終日の4日目は、3月で閉館してしまう広島城へ行きました。ちょうど閉館間際ということもあり、天守閣に登るための整理券が配布されていました。時間的に天守閣へ上がるのは難しかったのですが、それでも閉館前の広島城を眺めることができて良かったです。

こうして最後まで広島を感じてから、広島駅へ。ここで一緒にサポートをしていたkamiinaの坂本さんとお別れし、博多へ戻り、今回の旅は終了です。

今回の旅で感じたこと(まとめ)

私にとって3泊4日の長期サポートは、今回が初めてでした。

また、今回のご利用者さまは移乗だけでなく、生活のほぼすべてに介助が必要なご利用者さまです。その中で強く感じたのは、「私の常識は、その人にとっての常識ではない」ということです。

病院でケアしてきた経験の中で、「これくらい大丈夫じゃない?」と思ってしまいそうなことが、本人にとっては決して“これくらい”ではない。

行きたい場所へ行くこと。
したいことを叶えること。
もちろんそれも大事です。

でも、それと同じくらい、いやそれ以上に大事なのが、ケアの部分でもきちんと本人の声を聞くこと。こちらの経験や感覚を押しつけるのではなく、「この方にとっての“安心”は何か」を考えて関わること。安心な旅行のためには、普段と同じようなサポートを受けられることが大切で、ご利用者さまのルーチンを崩さないなど、私の押しつけの看護にしないことの大切さを、今回の旅を通して、改めて勉強させていただきました。

そしてもう一つ、強く感じたのが「手配の大切さ」です。今回のご利用者さまはご希望が多い方だったのですが、それをどうすれば叶えられるかをたくさん考え、いろいろなところへ問い合わせをし、ご本人とも何度もやり取りをして、丁寧に組み立てられた旅行でした。

坂本さんと私は旅のサポートを担当しましたが、そこに至るまでに手配してくれたスタッフの方もいて、そのお力は本当に大きかったです。

気心の知れた坂本さんとのサポートだったこと、そして事前に準備いただいた手配書にスケジュールやトイレの場所などが細かく書かれていたことなど、多くの人の力があわさったことで、土地勘のない私でもその点を心配することなく、ご利用者さまの体調管理にしっかり専念しながらサポートすることができました。

改めて、たくさんの方の力で成り立つ介護旅行なんだなと実感した、学びの多い3泊4日でした。

ー以上が、今回の旅の記録です。

学ぶと同時に、この3人女子旅は、初めて行く場所ばかりで、食べ物も美味しくて、私自身もとても楽しませてもらいました。

写真もたくさん撮って、楽しい思い出がいっぱいです!

こんな経験をさせて頂けたこと、本当に感謝です。

楽しい旅を、ありがとうございました。

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