
大変ご無沙汰の更新となりました!
「さくらの樹」のWebサイトを立ち上げ、はや1年半。サイトの更新がままならない状態でしたが、この間には、新しいご利用者様との出会い、勉強の機会、また新聞でご紹介いただいたりなど、さまざまな経験をいたしました。本日は、少しそのお話をしたいと思います。
「高い」と思われる価格、どう向き合う?
さまざまな方と出会い、あたたかな気持ちになる瞬間が多い1年半でした。
ご利用者さまやご家族さま、介護サービスを提供する事業所さんなどから、「こんなサポートがあるなんて知らなかった」や「利用して色んなところに連れていってあげたい」といったお声をいただく機会があり、この言葉を耳にした時、本当に嬉しかったです!
ただ、その一方で、考えさせられること、新たなハードルへの気づきもある期間でした。
それは「友達とコンサートに行きたいけど、私は杖をついているから友達に迷惑はかけられない。だからあなたにお願いしたいけど費用が高いね。もう少し安くならない?」や「富裕層向けのサービスだね」といったお声をきく機会があり、自費のサービスに対して、改めて向き合う瞬間がありました。
私が提供するサービスは、いまの医療保険や介護保険ではカバーできない部分をサポートする自費のサービスです。病院受診の付き添いもそうですが、余暇活動の部分をもっと充実させて欲しい、その思いを持ってこのサービスを行っています。それには、当日の技術提供のほかにも、事前調査や準備を念入りに行うため、どうしても時間がかかります。これらは快適な時間と、安心安全の満足いったサービスを提供するために必須です。
そのため、お安い価格設定ができない現状があります。
値段を下げる方法は、ある。が、選ばない。
実現する方法はたった1つ、『クオリティを下げて、値段を下げる』です。
つまり“そこそこ”にするということ。ですが、これはさくらの樹の理念から外れる。だから、その選択を絶対にしたくないんです。
ーとはいえ、利用したいなと思って下さってる方が「高い」という考えから、利用する機会を失ってしまう、これはとても歯がゆい環境です。
だからこそ、「溝を埋めるために動かなければ!」と、思ったんです。
そして、仕事に対して理解を深めていただけるように、そして地域との連携を深めたいといった思いから、市議会議員さんと話をさせてもらったり、また自治会長さんとの話し合いに参加させてもらう、といった経験をいたしました!
伝えることで生まれた「気づき」
とある自治会長さんは、「これまで自分たちが都合をつけて両親を病院に連れて行ってきたことは、本来なら対価が発生してもおかしくない行為だった」と話されていました。
その言葉には、“自分たちはずっとよく頑張ってきた”という賛美の気持ちと、“誰かに任せてもいいんだ”“力を借りられる方法があるんだ”という安心が滲んでいたんです。
その姿を目の当たりにし、さくらの樹の仕事の意味を、あらためて考える大きなきっかけになりました。
私のするべきこと、私のしたいこと
繰り返しになりますが、さくらの樹が提供するサービスは高いです。これは事実!
だからこそ、そのお金の重みと責任を背負い、満足してもらえるサポートをしなければと、思います。そのためには今の状態を維持するのではなく、どんどん勉強していかなければなりません。
ーと、こんなふうに、色々考える機会、話し合える機会が詰まった1年半でした!
今後は、発信とともに、私がどんなことをしているか、深い話から単なる小話まで、不定期に発信して、皆様との「溝」を埋めたり、疑問の解消をしていきたいなぁと考えています。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
